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医局

整形外科

 整形外科は現在常勤医師が5名在籍しており、全員が整形外科専門医の資格を持っています。院長の川岸利光は昭和47年卒業で、脊椎脊髄外科を専門とし、院長の責務と脊椎手術で多忙を極めております。副院長の中原慶亮は昭和52年卒業で、手外科を専門としています。診療部長の中野恵介は昭和53年卒業で、脊椎脊髄外科、特に内視鏡下での手術を専門としております。整形外科医員の岩澤智宏は平成12年卒業、近江洋嗣は平成13年卒業で、ともに関節外科などを含め整形外科一般をこなしております。従って当院では、それぞれの医師の専門性を生かすことにより整形外科のほぼ全領域に対応できる体制を整えており、また日本整形外科学会および日本手外科学会の専門医研修施設としても認定されております。
 手術数は平成23年は1,504件で、そのうち脊椎手術が75%と圧倒的に多く、特に腰椎手術は973件と群を抜いており、国内でもトップレベルの手術数となっています。このことが新聞などで紹介され、県外や全国の各地から受診される方が増えてきています。また手外科手術をはじめとして、THA、TKA、膝関節鏡手術なども、徐々に症例数を増やしてきております。
 当院の手術日は月から木曜日の4日で、午前10時30分から午後7時ころまでに、二つの手術室をフル回転させ、1日7―8件の手術をこなしています。この間外来、病棟回診、検査なども並行して行われるため、この4日間は全医師とも食事以外はほとんど休む時間はありません。
 また月から木曜日の毎朝7時30分から術前カンファレンスを、金曜日の朝7時30分から麻酔科を含む全職種との合同カンファレンスを行っています。早朝から十分に時間をかけて術前・術後のカンファレンスを行い、質が高く安全な治療が行えるよう努力しております。以上のように、毎日忙しい診療の中にも緊張を保ち、安全で安心な治療を行えるよう、全医師が協力して 院長を中心としたチーム医療を実践しております。

 (副院長 中原 慶亮)

麻酔科

 当院は常勤の麻酔科医は3名で、今年全員が専門医の更新をし、新たな気持ちで臨床麻酔に取り組んでいます。専門医の更新は日本麻酔科学会に5年毎に申請することが必要です。伊藤名誉院長と佐藤根副院長はかつて大学病院で若手の医師の指導に当たっており、坂巻麻酔科部長も大学病院や市中病院で十分な経験を積んだ専門医です。それぞれの経験を生かして整形外科専門病院での手術患者さんの安心・安楽な麻酔管理を心がけています。また、看護研究のサポートやレクチャーなど職員教育にも関わっています。
 当院での麻酔科の方針は、手術を受けて治りたいという患者さんの思いを出来るだけ受け入れるということにあります。高齢化社会、メタボ社会で、糖尿病や心臓病などの内科疾患、脳梗塞などの脳血管障害などリスクが高い疾患を持つ患者さんが増えていますが、これまでの臨床経験を生かしできるだけ対応するようにしています。
 術後の回復を早めるには早期離床が大事です。術中から十分な鎮痛薬を使用し、麻酔から醒めた時に痛くないように積極的な疼痛対策をとり、手術前の生活レベルに早く戻れるように支援します。
 麻酔科の仕事は、術者、手術室ナース・病棟ナースとのチームワークが必要です。次々と手術が組んである場合には、入室をタイミング良く、麻酔の準備、導入を速やかに、無駄のない手術中の動き、観察、手術が終了して麻酔からの覚醒、呼吸や血圧など安定した状態で病室に帰り、術者の回診、麻酔科の回診、その後は病棟ナースがしっかり経過をみます。容態について携帯電話が鳴ることもありますが、忙しいながらも患者さんから「腰や足の痛みが取れて楽になった」、「ちっとも痛くなかった」などの声をいただくとまた元気が湧いてきます。

(副院長 佐藤根 敏彦)