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医局

整形外科

 整形外科は院長の川岸利光はじめ、副院長の金粕浩一、手外科部長の中原慶亮、関節外科部長の瀬川貴洋、整形外科部長の田中利弘、診療部長の澤田利匡、整形外科医員の小山一茂の整形外科専門医常勤7人および、中野恵介を含む非常勤医師3名の10名で診療を行っております。
 専門分野は、川岸、中野が脊椎・脊髄外科、金粕が人工膝関節手術、中原が手外科、瀬川が関節鏡手術、田中、澤田、小山が脊椎・脊髄外科と外傷などの一般整形外科を担当しています。手術は年間約1,500件でそのうち7割を脊椎手術が占めています。当院の脊椎手術は顕微鏡手術や内視鏡手術をはじめとする低侵襲手術(傷が小さく、筋肉の切開が少なく体にやさしい手術で、早期に社会復帰できる)が主体であり、患者さんは全国各地から受診されています。また脊椎手術のリスクの軽減、レントゲン被曝の減少のため、術中CTナビゲーションを用いるとともに、合併症の予防、早期発見のための脊髄モニタリングを駆使してより安全な手術を目指しております。
 人工膝関節では、金粕医師が日本のTKA手術第一人者として、術前、術後、退院後外来通院も丁寧な診察を行い、多くの患者さんの治療を手掛けています。
手外科分野では中原医師が手の骨折、手根管、肘部管症候群などの末梢神経疾患の手術から腱縫合、神経縫合といった手外科医師で無ければ困難な顕微鏡下手術も行っております。
 関節整形外科分野では、瀬川医師により肩関節鏡から脛骨骨切り術まで、幅広い年代の様々な手術を行っています。またスポーツ障害の指導も行っています。
  また、非常勤の高橋詠二医師による工股関節手術と股関節専門外来、関庄二医師による呉西地区の側弯症治療の促進のために側弯外来と常勤、非常勤共にレベルの高い整形外科医療を提供できる体制となっています。
 また手術以外の治療では、麻酔科とも連携しながら外来での疼痛治療やリハビリを含めたチーム医療にも力を入れております。

診療部長 澤田 利匡

麻酔科

  当院では4名の常勤麻酔科医(麻酔科指導医、麻酔科専門医)と、1名の非常勤麻酔科医で整形外科手術の全身麻酔を行っています。2021年の全身麻酔手術症例数は1,482件でした。麻酔科医は手術中の麻酔だけではなく、術後に循環・呼吸などの合併症を起こさないよう、また痛みのない術後回復をサポートすることも重要だと考えています。当科では日本ペインクリニック学会専門医、日本集中治療学会専門医の資格を持つ者もいて、より質の高い周術期医療を目指して整形外科医をはじめ、看護師・薬剤師・栄養科・リハビリなど他部署とのチームワークを重視しています。
 また、日本ペインクリニック学会専門医による痛み緩和診療外来も行っています。痛みについて悩みや不安のある方は、お気軽にご相談ください。

麻酔科部長 坂巻 緑