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「m3.com ニュース・医療維新」に神谷和男麻酔科・痛み緩和診療部長のインタビューが掲載されました。

「m3.com ニュース・医療維新」に神谷和男麻酔科・痛み緩和診療部長のインタビューが掲載されました。
計2回の連載です。
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【富山】患者の半数が県外から来る「痛み緩和外来」-神谷和男・高岡整志会病院麻酔科・痛み緩和診療部長に聞く ◆Vol.1

2020年4月10日 (金)配信m3.com地域版

 
 高岡市にある医療法人社団整志会沢田記念高岡整志会病院では、患者の痛みを少しでも和らげるため2015年に「痛み緩和外来」を設立した。治療に当たるのは、ペインクリニックに長く携わってきた神谷和男氏。目には見えない痛みと向き合い、患者の苦痛を癒やしている。県外にも広くその名が知られ、遠方から訪れる患者も多い。今回は、痛み緩和外来が始まった経緯や背景、対象疾患などについて、話を聞いた。
(2020年2月7日インタビュー、計2回連載の1回目)
 
 
―痛み緩和外来を始めた経緯を教えてください。
 痛み緩和外来は、私がこの病院に赴任してきた2015年の7月に始まりました。慢性痛の治療は、時間がかかる割に単価が安く、開業医が個人的にやるとどうしても赤字になってしまいます。痛み緩和外来が始まる前に、院長に「私の外来は、赤字が出てしまうかもしれません」とお伝えしました。しかし院長は、「そんなことは気にしなくて良い。痛みに苦しむ患者さんを治してほしい」と言ってくれました。
 院長の力強い後押しがあって無事設立された痛み緩和外来ですが、当初は閑古鳥が鳴く状態でした。そこから徐々に患者さんが増えて、週1日、木曜だけの診察では対応しきれなくなり、現在は木曜に加え、隔週で金曜も診療しています。
 診療は患者さん1人に対して20分の枠を作っています。「どうしても診てほしい」という患者さんがいる場合は枠を追加することもありますが、基本的には木曜は最大12人、金曜は8人です。患者さんの話を聞いて触診や手技、注射などの治療をしていると、少なくとも20分はかかりますね。全身への注射が必要な患者さんの場合は、1回の治療に40分以上かかることもあります。時間をかけて患者さんと向き合って治療を進めていくので、今の人数が精一杯です。
 
―神谷先生が痛みの治療を専門としたきっかけは何だったのでしょうか。
 私は1988年に医者になって以来、県立中央病院に長く在籍していましたが、当時の上司が、ペインクリニック専門医の資格を比較的早く取得していました。その上司の治療を間近で教えていただいたのが、痛みの治療に携わるようになったきっかけです。
 印象的だったのが、50代くらいの男性が腹痛に苦しむ母親を連れて診察に来たときのことです。その患者さんは何軒か病院をまわって精神科に行くように言われたそうですが、患者さんの息子さんは精神疾患ではないと信じて県立中央病院にやってきました。上司は患者さんから詳しく話を聞き、「横になると痛くないけど、起き上がると痛い」という患者さんの訴えや手術歴などから「腹壁瘢痕ヘルニア」と診断。手術により患者さんは無事痛みから解放されました。
 母親に寄り添い続けた息子さんはもちろんですが、患者さんの「痛い」という言葉を信じて向き合った上司の姿勢に感銘を受けました。私も真摯にペインクリニックの治療を行おうと感じた出来事です。こうして医者になって5~6年目くらいから、少しずつペインクリニックの治療を始めていきました。
 
―こちらの痛み緩和外来の対象疾患や患者さんの年代を教えてください。
 以前勤めていた県立中央病院のペインクリニックでは帯状疱疹後神経痛が多かったのですが、高岡整志会病院は脊椎や人工膝関節の手術がメインの病院なので、痛み緩和外来に来られる患者さんも脊椎疾患の方が多くなっています。手術前から手術後までも含めて、痛みのケアを行います。脊椎疾患の患者さんは高齢の方がほとんどです。
 その次に多いのが、線維筋痛症です。ここ2カ月で11人の患者さんが来られました。統計学的には50代以上の女性がなりやすいと言われている線維筋痛症ですが、当院に来られるのは30~40代の比較的若い女性が多いです。中には中学生の女の子や、男性の患者さんもおられます。11人中2人は男性です。
 
―患者さんはどのような地域から来られますか。
 富山県内はもちろん、県外から来られる患者さんも多く、新潟県、福井県、遠くだと沖縄から来られる患者さんもいます。線維筋痛症の患者さんも県外から来られる方が多く、直近だと新潟県や大阪府から来られました。当院は整形外科専門病院であり、年間1400件の手術を施行しています。患者さんの痛みをいち早くとるべく、スピードを重視して治療を進めています。ヘルニアで手術するのに2~3カ月待たなければいけない病院も多いと聞きます。その間、患者さんは痛みに苦しみ続けることになります。当院は診察に来られたら即日で画像診断を行い、手術日まで決定するため、遠方からも患者さんが集まっています。
 
―地域で線維筋痛症を治療できる医療機関はありますか。
 線維筋痛症の患者さんも県外から来られる方が多いです。富山県は比較的診てもらえる病院が多く、私以外にも何人か線維筋痛症を診察している先生がいます。しかし地域によっては、県内で診察してもらえないことも多くあると聞きます。線維筋痛症の学会の診療ネットワークで県ごとに診察してもらえる病院を公表していますが、実際には診てもらえないこともあり、いくつも病院を転々とした後に当院にたどり着く患者さんもおられます。富山の線維筋痛症患者の会には、県外の方から「診てくれる病院を教えてほしい」という問い合わせがよく入るそうです。
 

◆神谷 和男(かみたに・かずお)氏
1988年富山医科薬科大学(現富山大学)医学部を卒業し、医師免許取得。富山県立中央病院に勤務し、ペインクリニックを学ぶ。2015年7月より医療法人社団整志会沢田記念高岡整志会病院に赴任。痛み緩和外来を設立し、現在に至る。日本麻酔科学会専門医、日本ペインクリニック学会専門医。

【取材・文・撮影=坂田汐里】





【富山】線維筋痛症患者は200万人。医療界の認識がまだまだ足りない-神谷和男・高岡整志会病院麻酔科・痛み緩和診療部長に聞く ◆Vol.2

2020年4月17日 (金)配信m3.com地域版

 
 全身のあちこちに耐え難い激痛が走る「線維筋痛症」。耐え難い症状にも関わらず、血液検査やCT、MRIでは明らかな異常が見つからない。医療関係者の中でも認知度は低く、診断までに時間を要する患者も多い。医療法人社団整志会沢田記念高岡整志会病院では「痛み緩和外来」を設立し、神谷和男氏が線維筋痛症をはじめとした慢性痛の治療に取り組んでいる。今回は痛み緩和外来での治療方針や線維筋痛症の治療を始めた背景、今後の展望などについて、話を聞いた。
(2020年2月7日インタビュー、計2回連載の2回目)
 
 
―痛み緩和外来での治療は、どのように進めているのでしょうか。
 痛み緩和外来には、初診の患者さんはそういません。ほかの病院で検査や入院をしても治療ができず、当院に紹介されるケースがほとんどです。もちろん院内で手術をした後に、うちの外来を受診されることもありますが。治療を開始するにあたりまずは、患者さんの話を聞くことが最優先です。どこがどのように痛むのか、詳しく聞きます。たとえ肩こりひとつでも触ってみないことには原因は分からないので、触診も大切にしています。エコーもよく使用しますね。内服治療やトリガーポイント注射、最近流行りの筋膜リリースなど、患者さんに合わせた治療を行っていきます。線維筋痛症の患者さんはこわばりが強い傾向があり、筋膜リリースは効果があることが多いようです。
 
―地域の病院や診療所、介護施設などとどのように連携していますか。
 院内には地域医療福祉連携室があり、地域の病院や介護・福祉施設と各々の役割を分担して連携しています。研修会にも参加しています。当院は急性期病院なので、例えば腰の手術をした患者さんだと、早くて10日余りで退院し次の病院に移ります。ただ、半数の患者さんは県外から来られるので、手術後に当院で再診することは難しいです。そのため、患者さんの退院後を考慮し、入院前から県外の病院とも連絡を取って転院の段取りをしつつ治療を進めています。
 
―痛み緩和外来で診療していて、患者さんの反応はどうですか。
 線維筋痛症の診断を受けた患者さんの反応は、安堵する方と、落ち込んでしまう方の二通りに分かれます。ほかの病院で診断されず何時間もかけて当院に来られた患者さんは、「やっと診断してもらえました」と口にすることが多くあります。その一方で患者さんはずっと痛みに耐えてきたので、「治療さえすればすぐに治る」と思われていることも多いようです。
 急性痛の患者さんは適切な治療をすればすぐに治ることも多いのですが、慢性痛はそう簡単には治りません。合う薬を探して、副作用がなかったら少しずつ薬を増やしていって、根気強く治療を続けていくしかありません。治りにくい線維筋痛症だと診断され、落ち込んでしまうのも分かります。それでも治療を続けていると、「先週よりも良くなった」と言ってくれる患者さんもいます。そういうときは嬉しいですし、やりがいを感じますね。
 
―線維筋痛症の治療はいつから行われているのでしょうか。
 2007年ごろ、著名人が線維筋痛症になったという話がありました。意識しだしたのはそのころからですね。ちょうどその時期、胸郭出口症候群の患者さんがおられました。はじめは腕の痛みだけだったのが、だんだんと全身の痛みを訴えるようになり、「この人は線維筋痛症かもしれない」と思い始めたのです。
 当時すでに線維筋痛症に関する本が何冊か出ていたので、それを読んで勉強しました。学会で発表されている先生もおられて、直接治療法について聞きに行ったこともあります。2013年にようやく「線維筋痛症診療ガイドライン」ができて、治療の基礎が整いました。現在はプレガバリン(リリカ®)とデュロキセチン(サインバルタ®)という保険適応の薬も出ています。
 
―線維筋痛症の診療における現状の課題は何ですか。
 線維筋痛症は推定200万人の患者がいると言われていますが、医療の中でもまだまだ認識が足りません。著名人が線維筋痛症を公表したことで少しずつ注目はされており、ペインクリニック学会でも線維筋痛症のセッションを聞く人が増えてきました。しかしそれでも、線維筋痛症の症状を「気のせい」「病気ではない」と言う医師も少なくありません。
 確かに線維筋痛症は検査に何も異常が出ないのがひとつの特徴で、目に見えない痛みを相手にするので難しいところもあります。県立中央病院に勤務していたころは、月に1度「ペインビジョン」という痛みを数値化する機械を使っていました。骨折の痛みが約700なのに対して、線維筋痛症はそれ以上の数値が出ます。最高で3600を出した患者さんもいて、それでも「普段の痛みよりは大したことない」と言っていました。その患者さんは、痛みが酷いときは失神することもありました。ペインビジョンは実際に身体に刺激を与えることで、自分が感じている痛みを測っています。
 普通の人に線維筋痛症と同じ数値で刺激を与えようとしても、到達する前に耐えられなくなるはずです。数値を見ると、気のせいで終わらせて良い病気じゃないことがよく分かります。それくらい、線維筋痛症は痛い病気なんです。まずは世の中に認知を広げて、医療関係者や患者さんのご家族に線維筋痛症の辛さを理解してもらいたいですね。
 

◆神谷 和男(かみたに・かずお)氏
1988年富山医科薬科大学(現富山大学)医学部を卒業し、医師免許取得。富山県立中央病院に勤務し、ペインクリニックを学ぶ。2015年7月より医療法人社団整志会沢田記念高岡整志会病院に赴任。痛み緩和外来を設立し、現在に至る。日本麻酔科学会専門医、日本ペインクリニック学会専門医。

【取材・文・撮影=坂田汐里】


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令和元年9月28日開催 「ロコモ&骨粗鬆症予防」健康講座のご案内

 9月28日(土曜日)<富山新聞文化センター健康講座・ロコモ&骨粗鬆症予防>を開催いたします。
【内容】◎講演会
     「めざせ、健康寿命日本一!!」~ロコモティブシンドローム予防~ 医師 對馬誉大
     「こんなに痛い!! 骨粗鬆症」 診療部長 澤田利匡
    ◎健康・ロコモ度チェック
    ◎予防体操
    ◎個別相談
 事前に申し込みが必要となりますので、お早めに申し込みください。詳細はこちら

 

2019年7月、リハビリテーション科にパワープレートが導入されました。

 パワープレートは3次元振動運動にてストレッチ、トレーニング、リラクゼーションの全てを1台で実現する、他には無い加速度トレーニングマシンです。
 1秒間に25~50回の前後・左右・上下の3次元高速振動により、あらゆる方向から全身の筋肉をバランスよく刺激し、身体にスイッチを入れます。わずか1回15分で振動するプレート上でポージングするだけで、ジム1時間分の運動量に匹敵する運動効果を実現できます。いわゆる、痛みを伴う「筋トレ」をすることなく、楽にトレーニングができるという優れものです。振動強度や設定時間を調整することにより、高齢者からトップアスリートまで幅広い方々に安全に短時間で使用可能で、美容・健康は基より、アンチエイジング効果もあるといわれています。
 当科では、医師の診断の元、専門スタッフがマンツーマンでトレーニングを指導しますのでご安心ください。

 
 

富山新聞「地域社会」に金粕浩一副院長が掲載されました。

富山新聞(令和元年5月18日)「地域社会」に当院の金粕浩一副院長のインタビューが掲載されました。

 

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金粕浩一先生が副院長に就任されました。

 

  4月から整形外科医師として勤務する金粕浩一(かねかすこういち)です。珍しい名前ですよね。耳慣れない名前ですので、電話などでたまに金融業に間違われることがあります。生まれたのは福井県の田舎ですが、私の一族が住んでいるところには金粕川が流れており、金粕神社もありますので福井県の南條SAに寄られた際にはナビを拡大してみてください。幼少時に金沢市に引っ越して、野町小学校入学から金沢二水高校卒業までを金沢市内ですごしましたので金沢っ子の一人です。
 昭和47年に国立弘前大学医学部に入学後は弘前大学医学部ラグビー部に入り、どちらかというと勉学よりも走りこんで体を鍛えていました。入学試験の際には浅間山山荘事件があり、入学直後には赤軍派という過激な学生集団によって同じアパートに住んでいた学生仲間が人違いのため内ゲバにあったことが強烈な印象として心に残っています。嫌な思い出はそれくらいで、弘前の人たちは皆さん学生に対して優しく接してくださいました。弘前城の花見(素晴らしいですよ)に行くと知らないおじさんやおばさん達からごちそうになり、鍛冶町に出かけた際には医学部の先輩や町の人たちに再びごちそうになり楽しい毎日を過ごしました。ラグビー部は陸上自衛隊弘前駐屯地で練習していましたので、自衛隊の基地内に顔パスで出入りできました(本当はいけなかったのかもしれませんね)。陸上自衛隊の皆さんと一緒に練習して足腰を鍛えていたためか、東医体という東日本医学部学生スポーツ大会ではダントツの体力で優勝することができました。また同じ頃に青森県のラグビー大会で、三沢航空自衛隊と青森県教員団には負けましたが、なんと練習相手の弘前陸上自衛隊には勝って3位となりました。大学時代の思い出は尽きませんのでこのくらいにしておきます。
 大学を卒業後には金沢へ戻り、金沢大学医学部整形外科学教室に入局しました。医局の卒後研修システムで1年ずつ北陸地区の基幹病院や田舎の小さな病院で研修しました。昭和57年に富山県立中央病院に1年間勤務した時は、川岸院長先生が弘前大学から富山県に戻られたころにあたり、今まで見たこともないような凄い脊椎の手術を数多く見せていただき、毎日がお祭りの神輿を担いでいるようなワッショイ・ワッショイという陽気な雰囲気でした。その当時勤務していた医師たちから整形外科教授が2名出たのも川岸先生のアカデミックなご指導のおかげと考えています。私自身は入局時から10年間ご指導いただいた野村進名誉教授の勧めで医学博士課程では手の外科を専攻しました。直属の上司はマイクロサージャリーの領域で有名な吉村光夫先生でしたので、吉村先生がお勤めの福井大学まで自分の業務が終了後の夜中に数年間通ってご指導を賜りました。吉村先生は川岸先生と専門領域は異なりますが、お二人とも雰囲気は似ており、超人的な気力と体力および聡明さをお持ちです。博士号取得後は野村名誉教授から好きな領域の仕事をして良いと言われましたので、横浜の病院に転勤してから8年間、横浜市大病院整形外科などで、現在専門としている人工膝関節置換手術の基礎と臨床を学びました。その後平成5年4月から本年3月まで富山県済生会高岡病院整形外科のトップとして26年間勤務しました。その間人工膝関節置換術の症例数も患者さんの口コミで順調に増え、近年は北陸地区で最も多い年間200件近くの手術数を維持しています。済生会高岡病院での最初の10年ほどは手術後によく曲がる膝を目指して手術手技やリハビリの向上などについて努力していました。小さな研究会でたまたま知り合ったのが動作解析で世界的に有名なマサチューセッツ工科大学(MIT)のスコット・バンクス先生で、私が透視下に撮影しておいた手術後正座をしているビデオに興味を持たれ、人工膝関節置換術後の深屈曲例(正座を含む135度以上曲がった症例)において、人工関節がどのような動きをしているのかについての共同研究を行いました。その成果は2001年に整形外科関連の有名な英文雑誌に掲載され、以後正座や跪き動作を必要とする東南アジアや中東諸国及びアメリカ・ヨーロッパなどで数多くの講演に招かれました。2004年には膝を90度曲げた状態での正面X線撮影法が別の英文雑誌に掲載され、現在ではEpicondylar view(別名”Kanekasu view”)として、手術前後に膝関節の状態を知る検査法として用いられています。正座を含んだ良く曲がる膝を目指していたのですが、手術後に正座ができるようになった患者さんから、『正座ができて嬉しいのだけれど、車の乗り降りや跨ぐ動作がしにくい。』と言われました。先ほどの深屈曲における人工膝関節術後の動作解析やEpicondylar viewでの検討から、より一層安定した膝を目指してその後の10年間ほど手術手技とリハビリに関してさらに工夫を重ねました。その結果、手術の際に軟部組織解離(難しい用語ですが骨から靭帯を含んだ組織を剥がすこと)を最小限にとどめて、人工膝関節の部品間のスキマ(遊び)を緩すぎず固すぎない適切な状態(1㎜~2㎜)に調節することができました。またリハビリに関しても、以前は他の病院と同様に膝周辺の痛みが少なくなる手術後3日目ころから歩行練習を開始しており、退院後も歩く際には杖の使用を勧めていました。リハビリの大きな改良点として、手術翌日から手術した脚にしっかりと体重をかけて歩きこむ練習や片足立ちの姿勢で腿あげを行って膝の動きと体のバランスを良くする、あるいはハーフスクワットや8の字歩行などの練習に変更したところ、入院期間が1週間以上短くなり、階段昇降や車への乗り降りなどの動作が劇的に改善しました。要するに体幹を含んだ脚の筋力が強くなり、膝の動きが滑らかになったわけです。改善したリハビリの内容については、昨年までの数年間に日本人工関節学会や日本整形外科学会のシンポジウムなどでの講演を依頼され、国内雑誌にもとりあげられました。
 現在では人工膝関節術後の正座に関してはお勧めしませんが、ガーデニングなどの際のしゃがみ込み動作や階段昇降あるいは車の乗り降りなどの日常生活における基本的な動作や、旅行・スポーツなどの社会的生活が容易に行えるよう、普通のスピードで杖なしで普通に歩く練習を積極的に薦めています。決して無理なことをさせているのではありませんのでご安心ください。手術を受ける方の健康寿命を良い状態でしっかりと伸ばすことを人工膝関節手術の目的としています。
 川岸院長先生のリーダーシップのもとで高岡整志会病院の一員として、今日よりも明日、明日より明後日と成長し、手術を希望される人達にとって、画一的でなく、個別的に何がベストなのかを追求するテーラーメードの医療を目指しています。また機会があれば学生時代にお世話になった弘前大学の後輩達に人工膝関節手術の技術指導や学術活動の支援などを行いたいところです。
 お世話になります。よろしくお願いいたします。

新治療開始「デュピュイトラン拘縮」を切らずに治す!

 デュピュイトラン拘縮とは、手のひらから指にかけての皮下にこぶのようなものができる原因不明の疾患です。
痛みや腫れなどはありませんが、皮膚が引きつれて徐々に指が伸びなくなといった特徴があります。 従来はこうした症状に対し手術(腱膜切除術)を行っていましたが、創の範囲が大きくなる、一時的に縫合後の傷跡が開いて処置を要する、手術時に指神経を損傷する可能性があるなどの問題も報告されておりました。
 当院ではこの度、海外で確立されそして本邦でも認可された注射薬「ザイヤフレックス」による治療を開始しました。切開をせずに、拘縮箇所に注射(局所投与)のみで完治が期待できるものです。当治療は、手外科専門医(*)のみ取扱い可能であり、症状をよく見極めることが大切です。
富山県には現在、5人の手外科専門医がおり、そのうちの一人が当院の中原慶亮手外科部長です。当院ではザイヤフレックスによる治療を含めて患者さんに最適の治療法をご提案します。

【手外科専門医とは】
手外科専門医は、整形外科専門医であり、上肢全般、特に手疾患に関する医学的スペシャリストです。生活習慣や災害、スポーツ活動によって発生する上肢全般、特に手に関する疾患と障害の発生予防・診療に関して、社会が求める最新の医療を提供し、国民の運動器の健全な発育と健康維持に貢献することに努めています。
(日本手外科学会HPより http://www.jssh.or.jp/ippan/

手外科部長 中原慶亮

今田光一 関節鏡・スポーツ整形外科部長が"Best Doctors in Japan 2018-2019"に選出されました。

 米国マサチューセッツ州ボストンに本社を置き、現在70カ国以上で3,000万人以上の方に対し、セカンドオピニオンや名医紹介などのサービスを提供しているベストドクターズ社では過去20年以上にわたり、全世界で各分野で優れた医師についての調査を実施し、推薦できる名医としてBest Doctorsを認定しています。
 この調査は、医師に対して「あなたやあなたの家族が、あなたの専門分野の病気にかかった場合、どの医師に治療をお願いしますか?」とアンケートを行い、治療能力、研究結果、最新医療情報への精通度などを考慮したうえで、ある一定以上の評価を得た医師(それぞれの国の医師全体の上位1~5%程度)を認定するというものです。
本調査に、自薦や特定の医師に対する候補などはなく、選出・登録料といったものもありません。雑誌やネットのランキングなどもベースにはされず国際的に著名な調査機関により業界最高水準の調査法プロセスとして認定されています。
 現在、世界中で53,000名以上が名医として認定されており、アメリカでは約40,000名、日本では6,434名の医師が認定されています。
 ベストドクターズ社公式サイト:http://www.bestdoctors.jp/

 

2018年1月より電子カルテの運用がスタートします。

 電子カルテ稼働後しばらくの間は、システム操作の不慣れや予期せぬトラブルなどにより、受付や診察、会計などで待ち時間が長くなることがあります。
 受診される皆様には、何かとご不便やご迷惑をおかけする場合がございますが、ご理解とご協力をお願い致します。 

高岡整志会病院 院長

日本経済新聞「日経実力病院調査~腰部脊柱菅狭窄症」で腰部脊柱菅狭窄症の手術数が、
全国2位になりました。

日本経済新聞(2017年11月27日付)「日経実力病院調査~腰部脊柱菅狭窄症」(2015年4月~2016年3月)で腰部脊柱菅狭窄症の手術数は、495例で全国2位になりました。。

 

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読売新聞「病院の実力」に掲載されました。

読売新聞(平成29年6月4日)、「病院の実力」に当院が掲載されました。
医療機関別2016年治療実績では腰部脊柱管狭窄症・腰椎椎間板ヘルニアの手術を受けられた患者さんは富山県・石川県・新潟県の中で当院が最多でした。

 

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平成28年10月より日本線維筋痛症学会診療ネットワーク医療機関に参加しました。

 平成28年10月より、日本線維筋痛症学会診療ネットワーク医療機関として当施設も富山県で3番目に参加することになりました。受診日・時間は限られていますが、患者さんができるだけ症状から緩和されることを目標に真摯に対応いたします。

(麻酔科・痛み緩和診療部長 神谷和男)

日本線維筋痛症学会
「線維筋痛症とは」こちらから
「診療時間」はこちらから

MRI装置が最新型1.5Tに変わりました。

 当院では従来からMRI装置を導入しておりましたが、より高度医療へ対応するため最新型の1.5テスラMRIに更新し、平成28年6月より稼働を開始致しました。以前のMRIに比べ短時間で高画質な撮影が可能になりました。また、開口幅が大きいワイドボア設計で圧迫感が少なく、従来の1.5テスラMRIより騒音が抑えられており、患者さんの負担が軽減されています。

富山新聞「医療最前線」に川岸利光院長が掲載されました。

 富山新聞(H28年6月22日)「医療最前線」に当院の川岸利光院長のインタビューが掲載されました。

 

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月刊北國アクタス「北陸の主要病院 最新実力ランキング」当院の実績が掲載されました。

 月刊北國アクタス「北陸の主要病院 最新実力ランキング」(北國新聞社/2016.3月号)に当院の手術実績が掲載されました。2014(平成26)年度のDPCデータの脊柱管狭窄症・椎間板ヘルニアで手術を受けられた患者さんは当院が最多でした。

 
 
 

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川岸利光院長の執筆した本が出版されました。

 当院、川岸利光院長の執筆した本、「脊椎手術はもう怖くない! ~首・背中・腰 ここまで進んだ診療と治療~」が出版されました。最新の診断と治療まで、さまざまな病気との鑑別を詳細に解説し、90歳で持病があっても手術が可能である理由などを紹介しています。

脊椎手術はもう怖くない!

【発売日】2015年8月
【価格】1,400円(税別)
【ページ数】151ページ
【出版社】みずほ出版新社株式会社
【お問い合わせ】高岡整志会病院 事務部 竹脇まで TEL.0766-22-2468

川岸利光院長が日本整形外科学会功労賞を受賞されました。 平成27年5月20日(水)

 川岸院長は日本臨床整形外科学会の推薦を受け、平成19年5月から平成23年5月までの2期4年間にわたり、日本整形外科学会の理事の職を務めました。その間、特に公益社団法人への設立に向けて尽力され、それが評価され平成27年5月20日、公益社団法人日本整形外科学会の功労賞を受賞されました。

 
 

 

今田光一部長が「肩関節鏡手術専門家」の全国リストに掲載されました。

 今田光一関節鏡・スポーツ整形外科部長が肩関節鏡手術研究会の「肩関節鏡手術専門家」の全国リストに掲載されました。
 肩関節鏡手術研究会とは・・・肩関節鏡視下手術の更なる進歩及び普及に際し、手術手技上達には今以上に実践に則した研究発表や意見交換を行う場を要するとの観点から設立された研究会です。
 ◎詳しくはこちらから「肩関節鏡手術研究会」

病院機能評価新評価体系 3rdG:ver1.0 認定されました。

 当院は、平成26年6月13日・14日に病院機能評価3回目の審査を受け、9月に病院機能評価新評価項目体系3rdG:Ver.1.0の認定を受けました。 当院では、継続してより質の高い病院を目指し、患者さんから信頼される安全で質の高い医療の提供をしていきたいと思います。

認定証(一般病院1)認定第JC262-3号

病院機能評価とは?
 ㈶日本医療機能評価機構が実施している医療機関を対象とした第三者評価のことで、“患者の権利と医療の質及び安全の確保”や“病院運営管理の合理性”など医療機関の質を高めるために必要な4領域にわたって、詳細な審査が行われます。
 各評価項目が認定基準に達していると判断された場合、“病院機能評価認定証”が発行されます。

「オペナーシング」に掲載されました。(中野診療部長、今田整形外科部長)

 オペナーシング2014年 秋季増刊号「術式別でわかりやすい内視鏡外科手術実践マニュアル」に当院の中野恵介診療部長、今田光一関節鏡・スポーツ整形外科部長の執筆論文が掲載されました。

   

 

O-arm術中CTシステム及びS-7脊椎手術ナビゲーションシステム導入

 平成24年10月より、多くの脊椎手術においてO-armナビゲーションシステムを利用しています。O-armは術中撮影用CTでその画像をナビゲーションシステム(S-7)に取り込み、ナビゲーションの画像をみながら手術を行います。導入に際しては、①手術の安全性の向上、②患者さんとスタッフの被曝量の減少、③次世代育成の強力なツールをキーワードに機種選定しました。ナビを必要とする手術も増加しており、今後もさらなる活用が期待できます。

     

                         O-arm術中CTナビゲーションシステム

X線CT撮影装置更新

 平成24年11月にX線CT撮影装置を更新いたしました。従来の装置より薄いスライスで、高分解能、高精細な画像を得ることができます。また、被曝低減機能も備え、患者さんに安心して検査を受けていただける装置です。

     

                             X線CT撮影装置(16列)

日本経済新聞「日経実力病院調査 ~腰痛編 脊柱管狭窄症」に掲載されました。

日本経済新聞(H23年4月7日)「日経実力病院調査 ~腰痛編 脊柱管狭窄症」に当院の川岸院長のコメントが掲載されました。日経実力病院調査(2009年7~12月)の脊柱管狭窄症で手術を受けられた患者さんは当院が最多でした。

読売新聞「病院の実力 ~富山編」に掲載されました。

 読売新聞(H22年12月5日)「病院の実力 ~富山編 首・腰の手術」に当院が掲載されました。首・腰の手術の特徴が中野診療部長の記事で紹介されています。